Spring has come!

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4月1日(日) 春に集う女声合唱団 in  紀尾井ホール

お世話になっている音楽工房くら企画の女声合唱編。(昨年夏は混声の皆さんとザルツブルグもご一緒しました!)

今回のプログラムは前半に鈴木輝昭編曲「日本浪漫歌抄」、三善晃作曲「木とともに人とともに」

それから友情出演の男声アンサンブルEscargot’sによるフォーレの「Ave verum」と「Ave Maria」ときて。

休憩後、ペルゴレージ作曲「Stabat mater」でした。

私はこのStabat materにソプラノソロとして参加させていただきました。アルトソロは牧野真由美さん。彼女のソロはとてもステキです。

声もホールに心地よく響き、歌がうまい。デュエットしていると幸せを感じます。うふ。またやりたいです。

久しぶりに歌う機会を得て、とても嬉しいステージです。弦楽アンサンブルとオルガンによる伴奏も美しく、

女声合唱の響きがとてもステキでした。

実はリハーサル初日から鼻がズルズルで花粉症のせいかと思ったら風邪だったらしく、熱は出なかったものの

3日間ただただ寝ました。すべての用事をキャンセルしてしまいました。どうもすみません。

おかげで本番にはなんとか間に合ったかな。自分では相当鼻声に感じましたけどね。(^_^;)

もちろん絶好調とはいかないけれど、調子が悪い時はいつもより丁寧に歌うので意外に好い結果が出たりもします。

この日はどうだったでしょう。まぁ、気心の知れた合唱やオケの皆さんとご一緒して楽しくないわけはありませんね。

お客様もいっぱいでありがたかったです。前日は春の大嵐でしたから、よいお天気にも恵まれてほっとしました。

四谷から紀尾井ホールへの小道には桜がいっぱいですが、この日は開花宣言があったばかりでまだ寒そうな木々でした。

今週の週末には見ごろでしょうか。

混声もいいけれど、たまに女声合唱を聴くとなんだか清清しい思いがしました。今は本当に女性の力が求められる、というか

母の愛というか、包容力というのか、はたまた母の肝っ玉というのか芯の強さが世の中に光を与えてくれるような気がしています。

色々な事があって、色々なこと思うけれど、日々生かされていることに感謝しつつ、音楽を生業として生きていられることに感謝しつつ、

関わりあう皆さんとの時間をいつくしんで、大切にしながら歌いたいと心から思います。今回も心がぽっと温かくなるようなそんな時間をありがとうございました。

4月5日(木) 国立音楽大学 基礎ゼミレクチャーコンサート  in   講堂大ホール

  オーケストラ・コンサート「芸術は爆発だ!」

毎年新入生のためにガイダンスを含めた基礎ゼミという期間が入学してすぐにあります。

その中で教員たちや卒業生、また上級生の皆さんの演奏によって新しく大学生活を送る新入生 にまず感動してもらおう!という企画のコンサートですね。^m^

(ちょっと演奏する教員としてはハードルがあがってしまいますが・・・)

昨日は「芸術は爆発だ!」という岡本太郎さんの名言をテーマにして

チャイコフスキー 荘厳序曲「1812年」で勝利の爆発 、(派手なオープニングでよかったね。(^^))

ラフマニノフのピアノコンチェルト2番(c-moll)第1楽章 による才能の爆発、 ピアノ:佐野隆哉  (大好きな曲。ちゃんと客席で聴きたかった。)

ロッシーニ 歌劇「セビリヤの理髪師」第1幕より抜粋にて 恋の爆発、という具合のサブタイトルのついたコンサートでした。

っで、私はロジーナを歌わせていただいた訳ですが。(^O^) なんせ爆発しなくちゃならないとか、新入生を感動させなくちゃとか、

余計なことを考えたらちょっと力はいりましたが、でもとっても楽しかった。まだちょっと鼻声な感じは抜けませんでしたが・・・

なんせキャストがね、楽しい訳ですよ。

アルマヴィーヴァ伯爵:井ノ上了史、フィガロ:須藤慎吾、バルトロ:久保田真澄、バジリオ:若林勉、ベルタ:与田朝子(敬称略ですいません)

っというメンバー。事前に一度ピアノ稽古があって前日にオケ合わせがあっただけで動き付きでの演奏ですよ。経験者じゃなきゃ無理でしょ?

全員本番の集中力には私が感動しました。もちろんオケも。皆が新入生を盛り上げようと心を一つにしている感じっていうのかな。音楽に向かう姿勢がステキなんですよね。

時間的にはとても制約のある中でベストパフォーマンスを目指す意思です。

こちらの国立フィルハーモニカー、栗田博文指揮で要所要所に色々なオケで見たことある教員の方々がいらっしゃいまして、卒業生や在校生が混じって演奏するわけです。

これは素晴らしい企画です。

プロの演奏家とともにステージに乗る経験はどれほど大きなことでしょう。

歌科の学生さんたちも(セビリヤは男声合唱だけですが)一生懸命に練習していましたね。

彼らもそうだけど、新入生は何を思ったでしょうかね?

これから始まる音大の学生生活、楽しいものになる予感を感じてもらえたでしょうか?

何か前向きな意欲を感じてもらえたでしょうか?

私達の仕事、本当に大切だなぁと思います。

歌の技術を教えることはもちろんだけど、それ以上に音楽の素晴らしさ、楽しさ、喜びを伝えることは彼らの今後の人生にとってきっと生きてくると信じています。

みんながみんな演奏家になれるわけじゃない。でも、きっと音楽を勉強した4年間の記憶はDNAに刻み込まれて好い実を結んでほしいし、きっとそうなる。

この先日本がどうなっていくのか、世界はどうなるのか、わからない時代だからこそ、音楽を勉強しに来てくれてありがとう、って気持ち。

私は頼りない不良教員だけど、できる限りサポートしたいと思っていますよ。(あくまで出来る限りね(^_^;) )

入学おめでとう!

長崎の旅4

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Viaggio a Nagasaki 4

4日目最終日。夕方の便で東京に帰るのでわりとゆっくり。ホテルをチェックアウトしてから 荷物を預けてまたブラブラと歩きながら街をまわる。

 

まずは孔子廟へ。長崎というところは本当に和、洋、中がミックスされた独特のムードがありますね。中でも中国の文化は今に伝えられたお祭りやら長崎の名物になっていますが、孔子を祀った霊廟です。Wikiによると日本にもいくつかあるそうですが、儒教の学問所に付随して作られたものが多いそうです。東京の湯島聖堂もそうだと今知ってびっくりしています。(^_^;) 祀られているのは菅原道真かと思ってました。はは。いや、勉強になります。

門を入るとすぐにこの言葉が目に。なんだかいいですね。いかにも中国な色使いが明るい日差しによく合います。

 

 

 

入っていくと弟子の賢人達の像が 守るように回りに立っていました。この人は誰それに似てるな~とか思いながら通り過ぎまして。^m^

奥にはミュージアムもあったので色々興味深く見て回りました。孔子の言葉には心ひかれるものがいくつもあります。

 

それから唐人屋敷跡を回りました。屋敷と言っても住居跡は流石に残っていないみたいでお堂がほとんど。

こういう建物が街中にふっとあるってのがいいですね。普通にある。

 

 

初日に眼鏡橋も見ましたが(夜だったので写真は撮ったけどちゃんと写ってなかった)、その辺りに寺町通りがあるというのでその筋も歩きました。いいお天気でしたが、これも全部逆光でいいのがなかった。ぶ~らぶ~ら歩きました。

 

お昼は江山楼で最後にちゃんぽんいただき、ホテルに帰ってちょっとお茶をしながら休んで空港へ向かい、夜にはもう家。楽しかったな~。

いや~~3泊4日の長崎の旅、堪能いたしました。本当に好きです。またすぐ行きたいくらい。

 

 

 

そうそう、もう食べ物をブログに載せるのはやめようと思ったのですが、、、可愛いんで一つだけ。桃カステラ(ちび)、ははは。(*^_^*)

 

 

長崎の旅3

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Viaggio a Nagasaki 3

 

3日目。この日はゆっくり起きてお昼前の船に乗り伊王島へ行ってみました。高速船で20分くらい。着いた港は長崎よりも暖かく感じました。

 

 

この高速船、片道だと650円なんですが、伊王島にあるリゾートで温泉に入ると往復で950円になるって!?

結局今回は温泉はパスしましたので片道650円也。(^_^;)っま、またの機会に。

島でお昼と思ったら讃岐うどんのお店が。ははは。長崎まで来て讃岐うどんですか。でも、美味しかったですよ。手打ちだし。

 

っで、馬込教会に行ってきました。こちらも入れませんでしたが、ドアは開かれていて美しい中の様子が見られました。撮影禁止だったけど気がつかずに撮っちゃいました。

でも載せないね。やっぱり。(^^)

逆光だったのですが、まぁ、こんな感じ。ちょっとシンデレラ城的なファサードですね。下の浜から見たらちょっと不思議な佇まいでした。

そしてこの浜の水がまたきれいなこと!!びっくりです。

島はまぁ、小豆島育ちの私としては友達の家がそばにありそうな懐かしいような感じで、まったく違和感がないというか帰省してきたっていうか。^m^

ぶらぶらと散歩して小さなバスに乗ってちょっと回ってみましたが、のんびり落ち着く良い島でした。それに島で会う人会う人、みんなが「こんにちわ~」って声をかけてくれるんですよ。都会じゃないですよね。なんだかニンマリしちゃうでしょ。

 

そして島からの帰りは長崎行きのバスがあったのでそっちに乗りました。伊王島は橋でつながっているんですね。バスは普通の乗り合い定期運行のバスで途中色々な停留所で街の人が乗り降りされてました。下の写真はその車窓から撮ったものです。この橋を渡ったんじゃないですよ。これは女神大橋という橋です。(^^)

 

ホテルのそばのバス停は大浦海岸通りだったかな? 水辺の森公園という気持ちの良い公園が整備されていて埠頭には大きな外国船(たぶん)も泊まっていました。

  あ~~~っ、なんていい風景なんだろう。ずっと見てても見飽きないで時間が流れて行きますが、ちと寒かったので適当に切り上げました。

 

この夜はまた初日に伺った「ハルビン」へ。ふふ。次回長崎に行ったらまた必ず行くと思います。

 

長崎の旅2

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Viaggio a Nagasaki 2

二日目は朝から前日もう閉まっていた大浦天主堂に。この天主堂は修学旅行でも行ったのを覚えているけれど、世界遺産の暫定リストにも登録されているという日本最古の木造ゴシック建築教会だそうです。木造の教会はいいですね。なんか温かい気がします。ヨーロッパでも立派な石造りで中もゴージャスな教会やドームをいっぱい見ましたが、いまいち好きになれないのは人を寄せ付けないなんか冷たくて尖がった感じがするからでしょう。木のぬくもりってのはいいもんです。中は撮影禁止だったので写真はなしですが、素朴なステンドグラスが美しい光をふんわり出してました。

左は天主堂の横にある資料館(?)の中にあった階段。これがステキ。ゆるやかなカーブが美しかった。

右の裏手の階段。これを上るとグラバー邸のほうにつながっているらしい。

お昼は昨日の散策中に通りがかって気になっていたお店(地元の人たちでいっぱいでした)で長崎ちゃんぽんと皿うどんをいただきました。昼からビールも。^m^

サラリーマンのおじさん達がうらやましそうにこっちを気にしていました。すいません・・・。そのお店の黒板に「一先の煮付け」っていう定食メニューがあって、なんだろとスマホで検索しましたけど、「まず」とかしか出なかったので尋ねてみたらお魚の「イサキ」のことを長崎では「一先(いっさき)」と呼ぶそうです。それも美味しそうでした。 旅行者はあまり来ないらしくおばちゃんは「誰かに聞いて来たの?」と言ってました。「次はどこに行くの?」と聞かれて「平和公園のほうへ」と答えたら「じゃ、電車だね~。松山町で降りたらええわ。」と教えてくれました。(^^) ありがとうございます。 「一龍」ってお店。みんな感じよく美味しかったです。っま、ガイドブックに載るようなお店じゃないからね。

っと言うわけで一日乗車券(500円)を手に入れ出発です。路面電車は大好き。街をゆっくり見ながらまわれるのでのんびり旅にはぴったりです。途中で乗り換えて松山町からすぐのところに原爆落下中心地がありました。

今ではきれいな公園になってますが当時の地層も見ることができました。脇に立っているのは当時の浦上天主堂の 残骸を移設したものです。後で今の浦上天主堂へも行ってきましたが、なんだか感じるものがありますね。言葉にすると違うものになりそうなんで書きませんけど。

なんと原爆資料館は休館日でした。(>_<) ノープランでもそのぐらいは調べてから行きなさいよね~!?まぁ、修学旅行でも見たと思うけど・・・。

そばに小さな不戦平和の塔がひっそりと建っていたのでそれを撮ってきました。戦争ってなんだろう。みんな仲良く助け合っていこうよ。(T_T)

それから爆心地脇の小道(これがまたステキ)を通って平和公園のほうへ向かいます。

私は田舎者なんで静かな緑が風に揺れてるような何でもない風景が大好きなんです。緑色が一番好きな色です。この日も風は冷たかったけど日差しが温かく見えますね~。

っで、平和公園は正面から入らずに脇にあった階段から上って行きました。平和の泉は見損なってしまいましたが、平和の像には会いました。

それから浦上天主堂に向かったわけなんですが、裏手から回って行ったので旧天主堂の爆発で崩れた鐘楼?の残骸が残されていたのを見ることができました。

ところが天主堂に上るとここも休館でした・・・(~o~) 門は開いていたので中のきれいなブルーのステンドグラスから漏れる光は見ることが出来ましたけど。まったく。

再建され復元された天主堂 は立派ですね。空の青さが目に沁みます。昨年の夏に行ったオーストリアのモントゼーの教会の佇まいと似たものがありますね。この作り何て言うのかな?コロニアルというのとは違うのかな?(自分で調べてから書きなさいよっ!)前に行ったペルーで見た教会もこんな形。スペインの時代の形なのかしら。本当に恥ずかしい事ですが、知らないことが一杯すぎてダメですな。興味はあるのですけど・・・。聞いたこともあると思うのですけど・・・。

歩きつかれたので松山町からまた電車で茂里町まで戻り、友達の友達がやっているというケーキやさんに行ってきました。残念ながらその友達の友達なるシェフは不在でしたが・・・。有名なお店らしいのですが、私好みではありませんでした。

一旦ホテルに帰り休憩したのち、また電車に乗って思案橋のほうにある居酒屋さんに行きました。「炙り」ってお店。うん。悪くない。

思案橋っていう名前はかつてあった丸山花街の遊廓へ「行こか戻ろか」と思案したので名付けられたというのですが、なかなか風情あっていい名前ですな。

写真が下手すぎですみません。ず~っと繁華街になってて。思案橋横丁も通ってず~っと歩いてホテルまで帰ってきましたが、なんだか活気あって楽しげでした。

長崎の旅

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Viaggio a Nagasaki

例年春休みにはイタリアへ行くことをノルマのようにしていましたが、今年はなんだか外国に出かける気にならず国内でのんびりすることにしました。

2月に「沈黙」というオペラに関わったこともあって行き先は長崎に。(^O^)

長崎には中学の修学旅行の他、仕事で3度ほど(たしか)行きましたけどプライヴェートでゆっくりした事はなかったのと夫は初めてだというので。

音楽関係者には長崎出身の方がけっこういらして、「沈黙」でご一緒した峰さんもそう。色々美味しいお店やら教えてもらったり、あとは友人知人、たくさんから

長崎耳より情報をいただいて出かけてきました。そんなに大きくない街ですからまぁ、3泊4日はよい時間でした。相当歩き回り、長崎初めての夫もそれなりに目ぼしいところは

見たかしら。

まずは初日。お昼前の便で羽田から。着陸前にけっこう揺れました。ちょっと怖くて「うゎっ」と声出た。(^_^;)ははは。本当は市内に着いてからまずは「ちゃんぽん」でしょうと思っていたのが、飛行機が遅れたこともあってお腹はぺこぺこ。仕方なく空港で五島うどんをいただきました。夜に備えて軽くです。

空港からリムジンで市内に。新地のバスターミナルからホテルまで5分くらいかな、中華街の門のところを通ったらちょうど原発さよならのデモやってました。太鼓なんかの楽しげな音が聞こえたから何かのお祭りやってんのかと思いました。(^O^) 楽しげにやってんのはいいですね~。

右の写真は虹色の反戦の旗(ですよね?)にたくさんの名前やメッセージが書かれていました。私ももちろん反戦で反原発です。ちょっと近寄って写真取らせてもらいました。(*^^)v

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホテルは何度か泊まったことのあるお気に入りのモントレです。こじんまりして南欧風で感じいいの。グラバー邸なんかにも近くで便利。ポルトガルの僧院をイメージしてるそうです。可愛いチャペルもあって結婚式を挙げられる方が下見にいらしてました。(*^_^*)

ちょっと休んでまずはブラブラしましょうって事で。ホテルのそばからゆっくりです。今回の旅もノープランでしたので適当に~。

ホテルの裏手にはオランダ坂がありまして、ボチボチ上って行くと活水女子大学なんかがあって、実にステキですね。こんなところで教えたいわ。(^^)

海は見えるし風は・・・寒かったっすけど。それからグラバー邸まで行ける斜めのエレベーターに乗って。公園に行きました。

 

写真のアップの仕方がよくわからなくてヘンテコな場所にくっついちゃいました。(^_^;)

夕方のグラバー邸です。他の建物もみんな入ってみましたし写真も撮りましたが、これをどうぞ。

東京よりも低い気温でしたし、丘の上は風も強くて寒かったです。ダウンコートで丁度よかったです。それでも寒いっ。

花壇のチューリップもまだキュッという感じですけど可愛いですね。降りる時に振り返ってみたら夕陽が窓にあたってちょっとよかった。

初日の観光はここまで。教えていただいたロシア料理店「ハルビン」に向かいます。

実は気に入っちゃって最後の夜にも伺いました。長崎でロシア料理?と思われますね?私もそうでしたが、マスターが仰るには戦後長崎にはロシア人がいっぱいいたそうで、マスターのお父様がお料理を習ったのもそんなロシア人の一人だったそうです。

二つのオペラ

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「沈黙」 2月15日17日19日   in 新国立劇場中劇場

立ち稽古開始から約一月、「沈黙」公演は無事終了いたしました。

遠藤周作の小説をもとにしたオペラはなんとも辛く厳しいお話、立ち稽古の最初は号泣で始まり、夜は夫に「なんかうなされてたよ」と言われるほど(^_^;)

体もそうですが、精神的にきつかったですね。なんて書いていいのかわからないけれど色々なことを自分自身に問いかけられるような一月でした。

信仰もそうだけれど、生き方そのもの人生そのものを問われるようなそんな感じ。

昨年の地震・原発事故以降ずっと心に留めてきたことの一つは生きるということの意味、歌うことの意味。

私は自分が歌い手であることを本当に幸せに思っているし、歌の仕事は世の中で最も素晴らしい仕事のひとつだと思っているけれど、

だからこそ一つ一つの仕事を心をこめて私の(あくまで私の)精一杯の誠実さをもって取り組んでいます。

デビュー23年になる今まで日本オペラとは縁がなかった私が、今年初めて一本の日本オペラを歌うことになったのは「沈黙」だったからです。

このオペラ、日生劇場での初演を私は観ています。衝撃を受けて心にずっしり重いものがしばらく残ったのを覚えています。音楽のことはちっとも覚えていなかったのですが、

お話をいただいた時その感じを思い出しました。このオペラを歌うことにはきっと私にとって何か意味があるだろうと思ったのです。

実際、初めての日本オペラは当たり前ですが日本語で、(^^) 言葉をダイレクトに感じられることに予想外に驚きました。いや、訳詞上演や日本歌曲などを歌うこともあるのですから、

不思議なのですが。これは台本が優れているのか、もとのストーリーに力があるのか、その両方なのでしょうかね。恐ろしいほどに入り込んでしまいました。

そう、音楽の力も忘れてはいけないですね。自分が歌うところはまぁ、必死ですから泣きゃしないんですが、合唱の美しさは厳しかったです。

特にモキチが水磔になって死んでいく時に歌う「まいろうやなぁ、まいろう。ハライソの国にぞまいろう。」からのソロと合唱の部分は稽古でも毎回号泣していました。

初めてのときにはひくひく、嗚咽してしまいましたし。

この歌に私が泣いてしまうのは、モキチが死ぬからではなくモキチは死んでいく時に確かな信仰によって喜びつつ死んで行こうとしているからでした。(たぶん)

今回とても問われたのは自分はモキチではなくロドリゴでもなく、きっと転びモンのキチジローなんじゃないだろうかって。自分の弱さにどれほど向き合えるだろうかと。

答えは出ないし、きっとずっと問い続けていくことなんだろうけれど。

もちろんオハルには共感しましたけどね。私もあんな感じかもしんない。最後の時に神様か愛する人に導かれてにっこり逝きたいな。

そしてロドリゴが葛藤のあげく踏み絵を踏んだあとのシーン。神は沈黙を守ったのではなく、柔らかな光のすじとして表されていましたが、そこに神の声が重なるようで泣けました。

いや~、言葉にするとなんだか嘘くさくて自分の語学力がいやになります。はは。

 

 

 

そして翌週の土曜日。

「ノイローゼ患者の一夜」 2月25日(土)  in 国立音楽大学講堂大ホール

 

「沈黙」から心身ともに抜け出せないまま「ノイローゼ患者の一夜」の稽古に再び合流しましたが、体はがちがち声も出ず、ご迷惑おかけしました。

本番はなんとか間に合ってほっとしましたが。寒い中、開演前からずいぶん並んでおられたお客様もいっぱいでありがたいですね。大学もこういう企画を

どんどん打ち出せばもっと活気が出てくるんじゃないでしょうかね。私のようにプレイヤーとしての時間を優先させようとする不良教員でも、こんな形で母校に貢献できるなら

(出来ているのか?)とても幸せに思います。学生たちにとっても現役の歌い手との共演は刺激的であろうと思いますし。

何はともあれ私にとっては楽しい現場でした。大学ゆえ朝からの稽古はきつかったですけど・・・(^_^;)

 

こちらはニノ・ロータの音楽がすっごく洒落てて楽しくて心も浮き立つ感じ。こっちが後でよかったよかった。^m^

1週間の間に厳しく辛い役からおバカな役にチェンジするのは、なかなか面白い経験でした。難しかったけどね。

逆よりやりやすかったのか、逆のほうがよかったのかは判りませんし。

ま、もう少し期間的に余裕をもった仕事がしたいもんです。やりたいコンサートやオペラって、どうしてこう続くんでしょう?

 

 

さて、2011年度はキャンセルになった本番もありましたが、概ね無事終わり、超忙しかった一年が終わろうとしています。

3月は毎年イタリアに行ってレッスン受けたり、美味しいものいただいたりリフレッシュすることをノルマにしていましたが、

今年はなんだかイタリアに行く気分でなくて女友達と箱根に行ったり、夫と短い長崎旅行を計画しています。

いずれにしろ、疲れた心と体、頭も解き放ってのんびり休暇します。

なんたって春からもまた忙しい一年になりそうだから・・・

 

もうすぐ3月11日ですね。被害にあわれた方々の生活が未だに不自由なものであろうことは想像に難くないです。

今後もできる限り心を寄せて、出来ることをしたいと思っています。

 

オペラからオペラへ

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「沈黙」、全公演無事終演いたしました。そして明日は母校国立音大にてニノ・ロータの「ノイローゼ患者の一夜」という一幕もののオペラに出演します。

こちらは沈黙のオハルとはまったく違うイタリア女のはっちゃけぶりに私もなんだか笑ってしまいます。
オハルに気持ちも体も入れ込んで一旦エネルギー切れを起こしましたが、なんとか復活して明日を迎えます。
開演3時、よかったら観に来てください~!無料です!

沈黙の件、書きたいことは山ほどあるけど今日のところはこれだけ。(^_^)

2012年オペラ・コンサート情報

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皆さまから催促していただきありがたいやら、申し訳ないやらですが・・・HPにアップする際のパスワードわからなくなっちゃって(^_^;)

しばらくこっちでボチボチお知らせしますね。

2月15日(水)18:30~ 「沈黙」   新国立劇場中劇場

2月17日(金)14:00~ 「沈黙」        〃

2月19日(日)14:00~ 「沈黙」        〃

オハル役で出演です。いわゆる日本オペラの本格上演は初めてです。

日生劇場の初演の舞台を見たときの感動を忘れていません。

今、立ち稽古が始まっていますが、早くも号泣していて本番がどんなことになるのかちょっと心配ですが、素晴らしい作品に参加できて幸せです。

2月25日(土)15:00~ 「ノイローゼ患者の夜」   国立音楽大学講堂大ホール

ゴッドファーザーやら映画音楽で有名なニーノ・ロータ作曲のオペラです。

母校であり、今非常勤講師(非常識講師と自分では言っていますが)として勤務中の国立音大のオペラプロジェクト公演に参加させてもらいます。

これがまた面白いの。^m^ 上の沈黙とはまったく毛色の違うオペラですが、楽しめます。

イタリア人独特のブラックな面白さですが、音楽もきれいでお洒落です。

私はホテルでノイローゼ患者の隣の部屋に泊まるカップルの彼女役。 なはは。

こちらは入場無料につき、どうぞこぞってお出かけくださいね~~~~!!!

4月1日(日)       「Stabat Mater」ペルゴレージ    紀尾井ホール

           音楽工房くら企画「春に集う女声合唱」

いつもオペラシティでMozartをご一緒させていただく(今年も7月にまた)音楽工房くらの女声によるコンサートです。こちらの合唱団の方々とは去年は一緒にザルツブルグにも参りましたので本当に仲良しになりました。いつも声をかけていただき、一緒に成長していけることが幸せです。

Mezzoのソロは牧野真由美さん。これも楽しみ。(^O^)

4月21日(土)18:00~ 「高橋薫子&中鉢 聡ジョイント」   フィリアホール

「ちゅう」とのジョイントが決まりました。楽しみです。久しぶりに二人でロメジュリのシーンも歌います。 Pianoは瀧田亮子さん。

5月2日(水)      「オペラ・ガラコンサート」       八王子いちょうホール

「オペラMĀNO八王子旗揚げ公演」 私が何を歌うかは秘密になってます。^m^

5月18日(金)      「マリンバ・ソプラノ・ピアノのコンサート」  ORICOFFEE(名古屋)

5月19日(土)               〃               〃

昨年暮れに伺った名古屋でまたマリンバのまり子さんとご一緒します。 場所はOricoffeeという喫茶店です。(^^) 名古屋市植田本店と守山区の上志段味店の両方で催されますが、どっちがどっちだったか定かじゃありません。すいません。 Marimba 石田まり子   Piano 天石佐保子

5月25日(金)19:00~ 「フィガロの結婚&コシ・ファン・トゥッテ」  いずみホール

          ~モーツァルトのオペラは管楽器で~ (コンサート形式)

国立音大のシリーズで行われていたコンサートの集大成として、磯山先生のナビによるコンサートです。もちろん抜粋です。

歌い手はSop.澤畑恵美、高橋薫子  Ten.経種廉彦 Bass.久保田真澄 という楽しげなメンツで、さらに管楽器とピアノのアンサンブルも素晴らしいメンバーです。

四人で、予定されている部分をどうやって歌うのか??ちょっと心配なんですが。うまいことアレンジしてくれるのだと思います。ははは。

7月1日(日)15:00~  「ガラコンサート」      川崎市麻生市民館

麻生フィルによるコンサートです。Sop.高橋薫子  Ten.小山陽二郎

私は「椿姫」からのアリア、デュエットと「ラ・ボエーム」から”ムゼッタのワルツ”を歌います。(だったはずです。)

7月27日(金)19:00~ 「モーツァルトのミサ曲 Vol.7」 オペラシティ・リサイタルホール

今年の音楽工房くらによる連続シリーズの演奏曲は Dominicus-Messe KV66 です。どんな曲かな~。まだ楽譜も手元にないのですが、こちらで珍しいミサ曲を例年のように演奏するチャンスをいただき感謝しています。楽しみ~~!

8月8日(水)      「ガラコンサート」        立川市

詳しいことはまだわかりません。何曲か歌うことになるんだと思いますが。。。場所もわかんない。たぶん アミューたちかわ(立川市民会館)かと思うけど。

9月8日(土)      「夢遊病の女」       新国立劇場オペラパレス

藤原歌劇団公演。念願のレパートリーです。留学中、先生にアミーナはお前の役だと言ってもらいました。それからもう大分時間が経ちましたが・・・

初めてオペラ一本歌うチャンスに感謝感激です。全力で向かいます。

9月13日(木)      「神津善行音楽教室」     つくば Novaホール

9月14日(金)      「   〃    」     佐久平 勤労者福祉センターホール

9月15日(土)      「   〃    」     静岡  裾野市民文化センター

9月18日(火)      「   〃    」     府中の森 ウィーンホール

9月19日(水)      「   〃    」     羽村市生涯学習センターゆとろぎ

今年も神津先生の音楽教室シリーズあります。まだ本決まりじゃないのですが、オペラ「奥様女中」を演奏する予定になっています。 Bar.立花敏弘さん。

詳細はわかり次第。m(__)m

9月24日(月)      「音契コンサート」     台湾  國家音樂院

今年も指揮の金さんの招きで台湾にうかがいます。スケジュールはタイトですが、初めてグノーのファウストから「宝石の歌」を歌います。それからエルガーの曲。

プログラムはファウストを題材にしたもので組まれるそうです。音契の合唱団とオーケストラの皆さんとまた会えるのもとても嬉しい!!台湾大好きです。

9月30日(日)                     「神津善行音楽教室」 宮崎

もう一回音楽教室があります。宮崎はいいね~。早く行きたいです。

10月30日(火)      「柏朋会コンサート」        めるぱるくホール

こちらもお馴染みの柏朋会ですが、神津先生がぜひにと仰ってくださり、奥様女中を演奏させてもらえそうです。(没らないことを祈る)

詳細はわかり次第。

11月30日(金)       「コシ・ファン・トゥッテ」     びわ湖ホール

12月2日(日)        「 コシ・ファン・トゥッテ」       〃

久しぶりに大好きなびわ湖ホールに参ります。西日本に戻るだけでなんだか和むのは、やはり生まれのせいですかね。それほど馴染みのある土地ではなかったのですが、言葉や食べ物がほっとします。ふふ。これもとっても楽しみ~~~!!

12月9日(日)       「X’masチャペルコンサート」   池ノ上キリスト教会

今年もやります。相手はまだ決まってませんが。

12月11日(火)       「チャリティコンサート」     東京カテドラル大聖堂

今年は12月にカテドラルが取れたのでX’masチャリティになると思います。またやります。シリーズとして定着してきましたね。楽しみにしているよと言ってくださるお客様も増えました。ありがとうございます。長い目でじっくり続けていけるといいなぁと思っています。

12月15日(土)       「神奈フィル 第九」      小田原市民会館

12月23日(日)       「神奈フィル 第九」      神奈川県民ホール

神奈フィルの第九には初出演の気がします。ありがとうございます。年末に第九が歌えると気持ちも盛り上がるので嬉しいです。(^^)

以上、今決まっている今年のスケジュールです。まだいくつかペンディングのものがありますが、まぁ、こんな感じで今年も忙しそうです。

私の一年はオペラを軸にまわっていきますが、まずは「沈黙」「ノイローゼ患者の夜」を。そしていくつかのコンサートをやりながら次の準備にかかり、「夢遊病の女」「奥様女中」「コシ・ファン・トゥッテ」ですね。

レパートリーになっているものはいいとして、初役の沈黙オハル。これは今稽古中ですが、私の声には相当ヴェリズモな感じです。(^_^;) 誰か止めて~っと思うほどのめりこんじゃって、まぁ稽古していくうちにバランス取れてくると思います。

ノイローゼのほうは声はぴったりと思います。楽しみたいし、楽しんで見ていただきたい。

チャレンジなのは夢遊病。やはりベルカントの大役ですから。今までのすべてを注ぎだして取り組む予定です。^m^ ほほほ。

今年も風邪をひく間はありませんな。

Viva 小豆島

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新年はふるさと小豆島で迎えました。

短い日数でしたが、12月30日に帰島して1月1日に東京に戻ってきました。

のんびりするほどの事はなかったのですが、31日はほぼ島一周してきましたよ。

 

その日はとてもいいお天気で海が真っ青でした。大の伊豆好きである夫も「伊豆を越えたな」(^^) と言ってました。

Viva小豆島!

 

南風台ということろ。この日の一押しです!

向こうに見えるのは淡路島か徳島方面だと思います。

 

 

 

 

そして小豆島といえばオリーブ  島をめぐるといたるところで目にします。私が子供のころには小さな苗だったものも大きな木になっていたりして時間の流れを感じました。

 

 今のうちの玄関。in 東京ね。これは小豆島で苗を買ってきて植木鉢に移し替えたものです。

 

右の写真は小豆島から大坂城築城の石を切り出して送ったときのいかだを模したものを撮りました。

そんな記念館が小海というところにありました。(初めて行きましたけど)

 

 

 

 

 

 

そして2011年最後の夕暮れ オリーブ公園から内海湾を見下ろす。向こう側の影は四国ですよ~。

いや~、小豆島いいねぇ。(*^_^*) 年を取ればとるだけ故郷が美しく見えるね。実際にはきれいなところばっかりじゃないんだけど。

 

この日の夕飯は母が煮付けたゲタとお造り。

 ゲタってのは舌平目の瀬戸内の呼び名のようです。私も知らなかったのですけど。

舌平目って聞くとフレンチを思うけれど、ゲタっていうと庶民の魚な音がしますね。

右の写真はオリーブはまち。養殖なんですが、オリーブの葉っぱを餌に混ぜているそうです。食べた感じが左のお造りセットのお皿に入っている普通のはまちよりもずっとさっぱりしていて魚臭さがなくてとても美味しいものでした。

ゲタの煮付けも美味しかった~~~!!Mammaの味です。

 

 

 

そしてお正月ですが、1日の夕方の飛行機で東京に向かったので特別お正月らしいことは何もしていませんが、お雑煮ですね。

それぞれの地方によって色々なお雑煮があるのは面白いですね。

私の実家では煮干と昆布でしっかりだしをとった お澄まし汁に丸もち。焼いてません。そして母の実家(香川の西のほうですが)ではそれにあん餅を入れるのですよ。

これが病みつきになるような美味しさです。同じ香川でも東のほうは白味噌にあん餅だそうで、それも悪くないですね。ははは。初めて聞く人はみんな「え~~~~っ!!」と言いますけど。

 

小豆島は実は江戸時代、讃岐藩ではなく、幕府直轄地だったんですね。天領。

上の大坂城築城の石を切り出したっていうことも関係しているようですが。詳しいことは知りません。(^_^;)

 

という訳で、2泊3日の小豆島滞在でしたが、それなりに満喫しました。あっ、一番有名な寒霞渓という渓谷には今回は行きませんでした。寒いし。こちらは秋の紅葉の頃か、私は新緑の頃が一番好きです。相当美しいです。東京からだとちょっと遠いのですが、たまに帰れると胸に迫るものがありますよ。美しいです。

 

そして元旦は残念ながらうす曇でしたが、雲の間から漏れている光が天から差しているようでした。

2012年 どうか穏やかな年になりますように。

 

 

2012年 初投稿

標準

皆さま もう遅いですがあけましておめでとうございます。 2012年もよろしくお願いいたします。

正直今年は新年もあまり感動なり希望なりを持ちませんでしたが。。。。

久しぶりに、というか結婚して初めて夫と二人で私の故郷小豆島で新年を迎えました。そのゆるゆる感がなおさらそう思わせたのかも知れませんね。

昨年は最後にいつこのブログに記事を投稿したか忘れましたが、ずいぶん経ちましたよね??やっぱり。そこら辺から思い出しつつ反省しつつ書いていきましょう。

今見ましたら、最後は11月でしたね。六華仙のコンサートまで書いていました。

その一週間後には長野県の佐久平でオペラ「愛の妙薬」をやりました。 11月27日 in 佐久市コスモホール

Nemorino 岡本泰寛   Belcore 秋本 健   Dulcamara 柴山昌宣  Giannetta 下條広野

Cond. 小林好夫   Piano 大森晶子  Navigater 柴山秀明  小編成オーケストラ & 愛の妙薬コーラス隊

これまたまぁ、稽古が少なかった訳ですが流石に何度も色々な演出を経験しながら回数踏んでいるオペラというのはいいですね。なんとかなっちゃう。

今回のメンバーは気心知れた人たちだったのと、特筆すべきは合唱団の皆さんと一人で何役もこなされた総合プロデューサー(しかもピアノ担当)の大森さんのがんばりにより

はっきり言って大成功の公演だったと自負しております。

合唱団の皆さんはオーディションでこのオペラをやるために選ばれた方々だそうで、本当に驚くほどノリがよく(^_^;) しかもうまい。

歌はもちろんのこと芝居がメチャうまいので初めて稽古に合流したときには驚愕しました。これお世辞じゃないの。マジなの。

実際厳しいスケジュールの中を何度か長野まで稽古に伺いましたが、それは楽しいものでした!

私の写真はないんですが、合唱団の方々が作ったという舞台の木や兵隊さん、近所の馬事公苑から借りてきたという馬車、こんなもので舞台はにぎやかになりました。

いや~~私、長野好きですわ。とっても。

泊まったところは会場からはちょっと離れているのですが、

国際音楽村のロッジ。(^O^)  これまた合宿気分で楽しかったです。

またぜひ伺います~~~!!!

 

11月30日 チャリティコンサート in 東京カテドラル大聖堂

3回目のチャリティコンサートinカテドラルですが、今年も多くのお客様がいらしてくださり、大盛況のうちに終わりました。

特に今年は東日本大震災の被災地のひとつ、相馬市からバスでお客様をお招きしてたくさんいらしてくださったのですが、

その中に大学の同級生Nちゃんの姿が。(T_T)

前日に「行くよ~。」とメッセージを残してくれていたので楽しみにしていましたが、

何年ぶりでしょうか、数年前に郡山(だったと思う)でのコンサートを聞きにきてくれたのが最後だったのですが、

震災のあとどうしたかと心配していました。元気な姿で会いにきてくれて嬉しかった。

もちろん私にはわからない苦労がいっぱいあることでしょうけど。変わらない笑顔で嬉しかった。

祈ってるからね~~~!!

 

12月11日 クリスマス愛のチャペルコンサート  in 池ノ上キリスト教会

Bar. 加賀清孝  Piano 瀧田亮子 (雪だるまのパンはあわせをした時の差し入れ)

いつもお世話になっている教会のチャペルコンサートシリーズです。

今年は初めて加賀さんとこちらでご一緒することになりました。

クリスマスコンサートというとレパートリーも限られていて曲目が決まってしまうのですが、

今回加賀さんはバリトン歌手としてだけではなく、作曲もアレンジもされるマルチな方なのでした。

私もプログラム案をいくつか出してみたのですが、加賀さんのアレンジされた曲や他に提案してくれた曲がどれもステキでしたので

そっちをほとんど選びました。(^O^) 新しい曲を色々教えていただいて嬉しかったです。

ちなみにプログラムは

・Sound the trumpet            H.Purcell (Duet)

・Wann kommst du,mein Heil? カンタータ140番より    J.S.Bach (Duet)

・聞け、荒野から             讃美歌21より  (K)

・住みたまえイエスよ           讃美歌124番  (T)

・シオンの娘よ、大いに喜べ 「メサイア」より     G.F.Handel (T)

・トランペットが鳴ると死者は復活し 「メサイア」より   〃   (K)

・クリスマスの子守唄           J.Rutter (Duet)

・星のキャロル               〃   (Duet)

・Winter Wonderland          D.Smith&F.Bernard (Duet)

・ザ・クリスマスソング         M.Torme(Arr.加賀清孝) (Duet)

・O holy night!              A.C.Adams (Duet)

楽しいコンサートでした。加賀さんと去年は台湾のコンサートでも、4月のユーオーディアのコンサートでもご一緒したのですが、

最後は充実したプログラムだったのでなおさら楽しかったです。今年も何か機会があるといいのですが。

 

12月13日クリスマスコンサート  in ORICOFFEE 名古屋

12月14日クリスマスコンサート  in 名古屋国際ホテル

古くから知り合いのマリンバ奏者 石田まりこさんと念願のジョイントが実現しました。ピアノは天石佐保子さんです。

14日のコンサートはロータリークラブだったかライオンズクラブだったかのクリスマス家族会の催しのコンサートです。

そしてその前日にはまりこさんの元お弟子さんでもあるオリさんのコーヒーショップにてミニコンサートでした。

小さな喫茶店がお客様で満杯。好評につき?今年も5月にコンサートが決まりました。楽しみ~~~!

 

12月17日 2011チャリティクリスマスゴスペルコンサート in 銀座ブロッサムホール

2011年最後のコンサートでした。

ひょんなことから、ある学生が通っている教会の牧師さんからお声をかけていただきました。

ゴスペルの中にクラシックの歌手の歌をとのことで。(^O^) ありがとうございます。

ちょっとAwayかしらと心配でしたが、ま、歌い始めたらおんなじことです。

そんなこんなで、12月はクリスマス系のコンサートに終始しました。

その後、大学の補講に通い、2月にあるオペラ2本の稽古に通い、ちょっと忘年会してのんびりお正月はふるさと小豆島へ~。

小豆島の話はまた次回です。